セヴン # ス 感想

とうとうやっていく。

OP

春に虫ふたつでうごめく。見るのにやたら緊張した。意味深な罫線から始まる。電話の音。音響エンジニアがしゃべっている。言葉からしてベテランっぽい。まあなみちゃんだろうな。番組のインタビューっぽい。まずかったら切ってくださいって言うし。歌は得意じゃなかったっぽい。スターダムを駆け上る、あっという間に目立ってったらしい。「急にスポットライトが当たったって感じ、ホント」「彼女自身を置き去りにして売れてっちゃうっていうか」ボイストレーナー出てくる。ボーカルトレーナーではない。「ステージに出てく後ろ姿とか、忘れらんない」「あの子のほっそい背中が逆光で真っ黒になって」もう濃い。お腹いっぱいである。「なんていうか」「燃えてくみたいで」意味深罫線で在りし日の七草家っぽい音声。どうしてくれんねんこれ。3回聴いた。赤ん坊の時ともうちょっと後のころっぽいな。実物入ってくるので実食。食レポである。「頼むよ、今日もにちか節」「"からあげって、言うほど差とかないじゃないですかー"とかさ~」かわいがられている。出演者のセリフにかぶせて七草の「ぅんっ?」みたいな声が入っている。「"これ、売りってあつあつなとこだけじゃないですー?"とかねー?」「言おうと思ってたネタつぶすのやめてもらっていいですー?!」やっぱ才能あるよ。おまえこの道で食っていきな。「このグルメコーナーだいたいあつあつでごまかすからなー」笑いが起きる。才能がある。「姐さん! 次、あっつあつたこ焼きいきましょう!!」「ハァ?」「姐さんとか……なんなんだよ」おまえがなんなんだ。普通にバラエティ出てるのやっぱ変くない?! あれモノダイから待たされてたから1年近いのか。間に線たち挟んでるけど。斑鳩って割と人間だよな。「呼び方気を付けてー」「申し訳ございません土下座でいっすか?!」「斑鳩ルカさま!!」どういうノリ? 舌打ち。吹いて冷ます斑鳩。おまえめっちゃ人間やん。「……あちっ」「かわいい………………!!!!」うーんかわいい。この感じでラヴィット出てくれ。斑鳩が電話してるマネージャーを眺めている。無言。線たちのことを思い出してイラついている。七草もなんか思い出したのかちょっとつまずく。リップとミント落とした。ミントってなんだ? ジャーマネが電話置いて斑鳩に構う。「やっすいリップ落としちゃってたー」お、女やん!!! よくない言い方だけど女やん!!! 女性ではなく。流石に声出して笑っちゃった。たっかいあっかいやつってモノダイで言ってたのがここで効いてきますね。根に持っててかわいいね。おもろい。斑鳩が苛立ってるのを見たジャーマネが電話を切る。そこまですんだ。するか。Pが緋田と会っている。レッスン室が取れなかったらしい。ピアノもない環境で緋田が自主練している。442ヘルツ。キーボードは狂わない。実家のピアノと違ってな! 続きものであるところがすごい目立つ。七草も鏡見て唸り、斑鳩はなんでもないところで唸っている。謎のクラブイベントが挟まる。遠慮なく発声してて大丈夫なのか緋田?! 防音されてない部屋だよね!? あハミングだった。配慮できてえらい。Pに着信。さっきから挟まるクラブはなんなんだ。あ、八雲の曲かかってたのね。最後のシングルのリミックスがいいらしい。寂しい感じとかなんとか。業界でも不思議、異質な感じだったらしい。そんでエンジニアとかボイトレやらにインタビューしてるのか。そっとしておいてほしいと芸能事務所の社員は言う。「なんていうかなぁ」七草も斑鳩も互いの影を消そうとしている。「幸せでいてくれればって」表舞台降りたら人間だもんな。罫線に緋田と七草と斑鳩の声が重なる。ボイトレしてる緋田、お互いをうるさく思う七草と斑鳩。どうなるんだろ。「合ってる」納得した感じで調子よさそうな緋田のつぶやきで〆。

1

そうだよ。そうかな? 総務課スタッフ。誰? と思ったらジャーマネ出てくる。返事しない。有給申請をしてなかったらしい。総務氏の当たりが強い。来月までに消化するやつ。緋田が一人で歩いている。格好が真冬だが? レコード店に入る。八雲のトリビュートギグ。ギグって言い方うっさいな。小さめの箱で1曲ずつ担当する感じのやつ。「和モノは」どんな呼び方? 「概要は分かったと思う」「でも」「それ、私に来ているの?」納得いってない様子の緋田。スタッフに声かけられる。「トリビュートって、相手に思い入れとか敬意があって」「それを示すことでしょ」「私は」ないって言いたそう。少なくとも八雲にはないだろうな、七草と真逆で。いきなりアイドルを志したとも考えにくいし、憧れの人自体はいると勝手に思ってるけどどうなんだろう。緋田なら実はいないかもしれない、空っぽ人間だし(悪口)。「八雲なみで、何か置いてますか?」「私は、それほどよく知らないから」声色も暗い。けっこう表情豊かである。「ね~」「ね~、燃えないもの、これだけでいいの~……?」姉! 姉じゃないか! 一生Love。一生しゃべっててほしい。七草姉→山村響→しっぽなイベントすっぽかしを思い出して一瞬つらくなった。あほです俺は。脱線。七草姉妹が一番かわええ。「そー……!」そうなの? 「もう……さっきので全部って言ったじゃん……」「あんまり押し入れさわらないでよー」波線と直線で違うのかわいいね。妹はなみなのに直線! は? 「だって、この前も出した後で追加~って騒いでたじゃない~?」「はーっ? なんで、そんなのこの前だけじゃんー!」「お姉ちゃんだって」声色がちゃんときょうだい喧嘩っぽくてかわいいね。いや親子感もある。「あら~」「こんな靴、持ってたっけ~?」G.R.A.D.のやつ! あれ最高に好き。「……いい靴」うおーテンション上がってきた。っぱ七草G.R.A.D.なんだよな。「彼女に来ている仕事なんじゃない?」ほーら彼女呼び。にちかちゃんなんて呼べねえんだこいつ。なんなん? 名前を呼んでくれ~いや呼ばなくていいです。たぶんこのイベントでやるし。「……それは、まだ捨てないやつ」あれ、古い靴なんかな? 「もともとは、そうなんだ」「ファンだってことを知ってくれて、にちかにどうだろうって」「でも、まだ話してない」八雲が二人の架け橋になる感じですかね。緋田はぐっと考える。「ほっといてって言ってるじゃん……!」よすぎよすぎ。完全に反抗期のこどもやん。「……この仕事、俺はにちかにも美琴にもいい時間になるはずのものだって思ってる」一文が長い。「主催してる人たちが言ってるんだ」「"八雲なみでカラオケしてほしいわけじゃない"って」さいですか。なおのこと緋田は受けられないような気するけど。「だっさ」何が。七草に言われたら普通に傷ついちゃいそう。「ファン同士で懐かしむだけじゃなくて、八雲を未来につないでくれる人にステージに立ってほしい」「今の人に、新しいパフォーマンスを見せてもらいたいって」「そういう依頼なんだ」まあカバー・コピーならともかくトリビュートってそうじゃない? 人によってはあんま変わらんのかもしれんが。「新しいパフォーマンス」緋田も考える。「うん」「だから、できれば立ってもらえたら……と思う」「ふたりに」八雲はひとりだけどな。まあ七草が追い求めているものを緋田も知って、ふたりで過去と未来を描くってことなんかな? 「捨てるけど」捨てるの!? 捨てないで!! もしかしたら履き潰してるのかもしれんが。「にちかはさ」「え?」「にちかは……それでいいかな」なぜ緋田に聞く。特に理由はないだろうな。大事なものには触れたくないタイプなのかもしれない七草。「絶対捨てるけど」捨てないで;; ここ意地っ張りな声でかわいい。「……」「いいと思っていないということ?」当然の疑問である。「ごめん、矛盾してるよな」「出てもらいたいって気持ちは本当なんだ」「でも」ここでW.I.N.G.の回想が出てくる。「大事な憧れに……」「……向かい合うのは、なんていうか」「どうして……私に聞くの?」本当にそうだが? レコード店スタッフ曰く、八雲のレコードは今高いらしい。「かまいません」さいですか。「どうして、か」スッと言え。「相方だから」あいかt……! これ七草のコミュだけどな。それで緋田はレコード屋行ったのか、かわいい~! 「ちょっと急だよな、ごめん」「にちかには、このことは言わないよ」「……美琴の決定のせいでにちかに影響が出ることはない」ん? やらんとは言ってないけどとりあえず言わない感じなんだ。「……うん」「ごめん、こんな風に切り出すつもりじゃなかったんだ……」今回のPは主張が強いな。「でも、美琴には何か見えてたりしないかと思ってさ」「ここに、戻ってきてくれたから」なにか変化した扱いなんだ? 個人的にはそうでもないと思ってるけど。『他のどこでもない、ここで生きていきたいんだって』まあ前向きっちゃ前向きな話である。「私は……」「……わからない」わからない、の声が本当に途方に暮れていていい。大本は解決してないし、それで行くのがレコード店なのが結局緋田は緋田という話である。「わからない」「もっと……考えてみないと」「プロデューサーにも、わからないんでしょう」これ! 急に声が優しくなってていいね。この部分はG.R.A.D.を経て得たものかもしれない。「”そうだよ”」緋田がたどり着く。七草が見た白盤のことはおそらく知らないっていうのがいいですね。「なんでさっき」「捨てなかったんだろ」捨てなくてうれしい;; 「悪い……その通りだよ」「……考えてみる」緋田が言葉を引き取る。一発で解決しなくても、考えようとするのがとっても素晴らしいね。「もしもし、ルカ?」「もしもし、ちょっと話せたら嬉しいんだけど」「練習終わったら、少しだけ」優しすぎる。でもいなくなっちゃうんでしょう? 「うん……えっ」「もう出てるの……!? ねぇ」切り上げた? 電話切れる。ジャーマネ焦る。「あっ、ル……」『頭痛、よくなった?』人違い? 総務の人かな。『休めないのはわかるけど、時々は休んでほしいよ。』『月末のこともどうしようか。』「有給とか、無理だよ……そんな」考えられん。視聴する緋田。「わぁ……上手……!」これ緋田の回想かな? 七草のハミング。「にちか、かわいい!?」(一人称)かわいすぎ。「捨てる」電車の音。斑鳩である。またママのとこかな。「捨てる捨てる捨てる捨てる」七草が吐き捨てて終わり。こいつこんなんばっかだな?

2

らの音。動物寓意譚っぽい。「聴いたことはあります」緋田がなみちゃん評を語っているっぽい。「生まれた頃くらいの曲」20年前だったはずだからたぶんそうだな。「リアルタイムではないけれど、影響を受けた子も多いと思う」そうだろうな。好き、じゃない辺りが緋田っぽいとか思ったけど時期ずれてるアーに対する評価ってだいたいこうか。「はじめの頃は激しくて速いものをやるのに夢中だったから」「ああいうのは新鮮だった気がする」そうなんだ。意外な気もするけど最初って技術=激しい・速い、に行き着くのかな。楽器もそんな感じだし。「当時もかなり新しかったんじゃないかな」「ヒップホップ系のベーシックなステップも入っていて」わからん範囲の話だ。ステップってダンスの? 技法として新しいっていうのもあったんだ。さっそくレッスン場で自分のものにしている緋田。「あの振り」「なんでこんなところに入れるんだろう」七草がコケるかなんかする。「スペース小さくて」「踊らせてもらえるだけで感謝です……!」……ほんまか?! ほんまだろうな。嫌みと皮肉言うのはPだけのはずなので。ラジオの公録で歌とかやるらしい。緋田は余裕で動けているらしい。「いけそう?」「ダン、ダンの後、後ろ下がりすぎないようにします……!」擬音がかわいいね。七草はにこにこだが、緋田はなにか思案顔。Pの気遣いをスルーしてスタッフに声かける。そういうとこやぞ。公録で歌やるのはPが交渉していた。でしょうね。担当者は渋る。「もともとは七草ちゃんだけ、トークだけって話だったんで」「ご尽力に感謝してます」「ただ、その上できっと曲でお役に立てると思って──」機材やらなにやらで渋られる。七草は立ち聞きしている。バラドルになりたくないよ~って気持ちは今まで散々書かれてたので、それを汲んでくれて嬉しいんだろうけど七草がそんなこと素直に言うわけがない。機嫌良さそうにはしている。「こんな」「せっまい、モニターすらないステージ」言うようになったねキミ。いや~これなんやねん感ある。甘いてキミ。「美琴さんにこんなとこ立たせて」「自分だけ悪目立ちして」後者はともかく前者は緋田をダシにしてない? ちょっと意地悪すぎるかなその見方は。まあでも七草のこういうわがまま?な面って人間ぽくて好きよ。絶対に関わりたくはないけど。「ダン、ダンの後、後ろ下がりすぎない」「そこ、私に合わせて下がって」「……後ろが見えないんじゃない?」「私の方を向いて確認すれば、アイコンタクトに見せられる」「は、はい……」「えっ」「えっ……あの、アイ……あの──」「アイコンタクト」「やってみよう」「……っ」「はい……!」うれしそうでかわいいね。あいかtを思い出す。「1&2&」カウントが四分と裏でテクい。「アイコンタクト」「美琴さんから/美琴さんと」バイノーラル七草。あれ章タイトルもスラッシュで区切ってるな。あのあの多くてかわいい。「絶対……絶対今のとこ、あの、完璧にやります……!」お水もらいに行く。Pと出くわす。悪態も今回はちょっと弱い。機材を下げてもらう。巡り合わせが悪い! 「あははっ、あー……」「……それ、解決しました」ハハッ。ガキが……。本当に手が出る。やめよう。「ていうか別に下げてほしいって言ってませんよね私……」「機材下げなきゃやれないとか思われちゃいました?」読点ないのが頭に血が上ってる感ある。さっきまで狭いとか言ってたくせによう! そういう態度いつかほんとに殴られるで。おれに。「あ、そっかー! バラエティ以外期待されてないこと忘れてたなー……あははっ」「そうだ」「調子に乗るな」なんかこの辺の振る舞い、G.R.A.D.で言及されてたのとめっちゃ繋がるな。どっちが先か忘れたけど。「モニターすらなくて返しも聞けないようなステージで……」「でも無理にやらせてとか言っといてやれないやつ……!」背景を知ってたら出てこないはずの言葉がスラスラ出てくる。なんというかほんとに試し行為というかある種の甘えではあるんだよな。それはそれとして殴られるぞ。おれに。「無理にセッティングしてもらってるわけじゃないよ」「それに」「これはふたりの仕事だ」七草が聞いてたのを知ってか知らずかこういうことを言う。「違うじゃないですか……」「美琴さんに、こんな──」「こんなトークステージ」3つめだけモノローグ。「美琴さんに来るわけないじゃないですか……!」(ねえ)「もともと私の仕事ですよね……!」途中に緋田の声が入っている。こーれやりましたね。気まずい沈黙。「……うん」「……っ」「美琴さん、あの………………あ──」「ステージをもう一度見てくるから」正直言うと……負のカタルシスがある! 七草やっぱ一回は痛い目を見た方がいいと思ってたし。芸人に怒られたのと同じ感じ。「どう思ったんだろう」「どう思ったんだろう」1回目と2回目で言い方が違くていい。MCの台詞に被さっている音声。「聞こえたのかな」微妙にわからんやつ。緋田も答えなさそうだしな。「まったく変わらない……美琴さん」「手、痺れる……寒い(?)……うるさい」「……それもそうか」「私なんかが、何言ったところで──」めんどくさ! と思っちゃった。良くない見方。「手、しびれる……うるさい……空気薄い──」W.I.N.G.でも過呼吸起こしてたしステージと窒息が結びつく感じがするよね。様子がおかしいことにPが気づく。リハ来れてない担当者。嫌な予感しかせん。「1,2,ダン、ダン」「下がりすぎない、立ち位置気をつける」「サビ前のとこ右足からにする──」なんか大変そう。七草が愚痴るのもわかる気はする。ちょっとだけな。ご機嫌な代理店担当者。「うるさい……手……冷たい……」「狭いステージをめいっぱい使って」「いいパフォーマンスができてるんじゃないかと思います」これ突っ込まれそう。来なかった。「返しがなくても、音だって全く外れてない」動物寓意譚っぽいやつ。「音程……わかんない……」だめじゃん! ほんまに外れてないんか? これから外れるんか? 「音合ってる……? え……?」「じゃないじゃない」「ダンダンくる──!」切羽詰まっててもオノマトペでかわいいね。「ダン、ダン、右足……!」うま……くいったっぽい。この流れで成功することあるんだ。「──────────美琴さん……」「が/を」「みて   る                ?」えっ面白すぎ?!?!??!? めちゃくちゃええやんこれ。演技もいい。ここ何回も見直したいですね。緋田はまた思案顔。「曲をちゃんと聴いたのは、このお話をいただいてからなんです」Pと会う。「にちかは……?」「……何か謝りたいという話?」どんな返し? 「印象は、あのときと同じで」「たぶん」「そんなに難しい曲じゃないと思う」あ、ここで言及されてたんだ。てかそれ言って大丈夫か? 八雲は必死にやってそれだったのに、緋田から見たら大したことじゃない。「よくわからないけれど、失礼があったって」聞こえてなかったんかな。緋田は嘘吐かない(つけない?)したぶんそう。「ちょっと、誤解のある言い方になってしまって」「俺がにちかとうまく話せてなかったせいだよ」そうかな? 「……おかしい」ここ言い方優しくてすこ。「なんだか、同じようなこと言ってる」「話し合いの時間を取るなら」「もう少し意味のあることを話したい」そういうとこやぞ。いやプロフェッショナルに徹するならそれでいいんだけど。「トリビュートギグの件」「私は、出てもいい」「でも」何を言いよどんでんねん。「彼女にとってどうなのか、という話は」「わからない」彼女て。「でも、わかりません」「やってみないと」「これを形にした人のことは」緋田にとっては未熟(?)なものを出す意味がわからないわけで。その時点でトリビュートっぽくないというか。普通は好きな人たちが集まるわけで。そう考えると緋田の癖というか技術偏重? 極端なプロ意識? みたいなもんが引っかかる。この辺は後でなんとかするのかな。「今日やれていたか」「次もやれるか」「……それだけだと思う」「それじゃ、このこと──」七草の悪態が入る。「進めていこう」緋田→八雲の認識はPから見えてないはずだから普通に進めようとしてんのかな。海沿いに場所が移る。「なんなんだよ、帰れよ……!」Followsじゃん。と思ったらアシスタントだった。「んだよ私に話あんなら事務所通せよ……!」読点のなさと口調が一方通行っぽい。「電話出ねェならそういうことだよ……!」『ママ……! ママだいじょうぶ……? ママ……!』ひらがなってことは幼年? 追いすがるアシスタント。「いまさら……いまさらなんなんだよ…………」「勝手に忘れて……勝手に思い出して…………!」「いまさらオメェらみてェなヤツらと話なんて──」本当に……そう! 斑鳩って本当に283プロ入るんですか? 母親現れる。「ママは大丈夫だ」いきなりダンディすぎる声がしてびっくりしちゃった。母親がアシスタントを招き入れて〆。

3

unrecorded。なみちゃん文脈でもいろいろ意味深である。んの音。緋田か八雲っぽい。『泣かないで』誰かをあやしている? ファンカメの映像。なみちゃんっぽい。緋田から七草に話がいった。むちゃくちゃ嬉しそうなP。七草が勧める動画を見る緋田。布教っぽい。七草そういうの好きそうだもんな。「少しずつ、時間が進んでる」「って、思っていいかな」ドア閉めて引きこもる斑鳩、呼びかけるジャーマネ。「知ってたんじゃねえのかよ」これ線たちの話か? ただ八雲が出てくるのでそうじゃないかもしれない。七草と緋田が八雲のトリビュートに出ることだったらしい。「ヘンなヤツらが……ドキュメンタリーがどうとか言い出したと思ったらこれかよ……!」線たちの回想。両方なんだ。ジャーマネが敵に見えるし天井のことも思い出す。「歌えなくしたのは誰なんだよ」傷ついたママ、外部の雑音、283プロ=天井の横暴、が斑鳩の中では繋がってて、その存在をジャーマネは知っていたと認識していてそれが腹立たしいと。総務課スタッフが出てきた。これどこで引きこもってるんだ? そして八雲は誰をあやしているのか。斑鳩か? ティタタ緋田。「ここ、右手はこう?」「すみません、じっと見ちゃって……! はい……?」「……右手の表現、動画によって違っているみたいだから」七草が緋田の話を聞いてないのはちょっと珍しい気がする。「そこは、わりと決めないでやってるみたいなんです」「お客さんの反応とかに合わせてるのかな……」八雲の気質がうかがえる。自分の表現に閉じる感じの人ではないらしい。「……私は、このぎゅっ……ってパターンが好きなんですけど」オノマトペかわいいね。なぜか斑鳩を思い出す緋田。そんなとこで血筋感じることある? どうです? 胸のとこでこう……ぎゅって、グーにするみたいな」考え込む緋田。今度は緋田が聞いてない。「うん」「決められてないようだったら、パターンを全て試してみる」全網羅美琴。七草も喜んでる。かわいいね。「このダンス、美琴さんで見せてもらえるとか思ってもみなくって」美琴さん"で"っていうのが面白い。"が"ではなく、緋田を介して八雲を見ている感じがする。カラオケしてほしいわけじゃない、がカットバックする。「まずは、オリジナルと同じに見えないと」再現なのか表現なのか、緋田と主催者の感覚が違っているような気がする。緋田にとってはそのものになることが正解なのかな? 「……」「綺麗だな……」この感じ10000回見た気がする。斑鳩に視点が戻ってくる。くしゃみ。「こんなとこ座り込んで……!」どこに!? 「あんたでもカゼひいちゃうよこんな」いやどこ座ってんの? 「ああ、ルカちゃんか」「また閉じこもってんの?」まあ同僚から見るとそんな感じだよな。「ほんとあんた……キャンパーかよっていう」「外やらどこやら追っかけてって、張り込んでさ」「よくやるよなぁ」確かに。結局ジャーマネはなんで斑鳩に寄り添うんだろうな。「待ってることしか……できないので」「ほんとに力不足で……会社にも迷惑かけてばっかりです……」根が真面目なんだろうな。損する性分や。斑鳩に合ってるようで合ってないような気もする。まあ合う人間がいるか怪しいけども。「オレはべつになんのとばっちりもないしさ」「なんかもう、大変だなーってだけで」同僚ってこんなもんだ。「こんなになっちゃうと、誰にもどうにもできないじゃん?」「──誰なら信じられんだよ」283プロじゃないことは確かなんだけど。「……最後は……開けてくれるから」示唆に富んでいる。緋田に視点戻る。緋田に見とれる七草。いつもの感じ。「だれ……が……(略)だれ……」「なみちゃんよりうまい」マジで?!?! 単純な技術だとそうなるんだ。そういやもともとあんまりうまくないみたいな話あったよな、歌か踊りか忘れたけど。「誰にできんだよ」「誰にできんだよママの曲──!」ファンカメのやつは斑鳩をあやす八雲なんかな。斑鳩にとっての八雲はただひとりなので他人にはできない。ママ呼びかわいいね。「なみちゃんよりずっと」「ずっと。圧倒的に」そんなレベルなんだ。声色にやや怯えが混じっている。「うまい」「──こんなだったっけ」七草が緋田にネガティブ? な意見を持つのってはじめてでは? 「こんなだっけ」「なみちゃんって」斑鳩を写しつつ〆。

4

そうなの。そうなの? このワードだけでアガれる。レコード会社のベテランしゃべる。「踊ったわけ? あの公録で」何の話だっけ←飛ばしてた。「ちょっと強引ではあったんですが」「ああ、先に」かしこまった乾杯。「で、何よ」「忙しいボクつかまえて自慢トークか」こういう言い方してくれるのむしろありがたいよな。「いえっ」かわいい。「昔話しろって?」聞きたい聞きたい。雨。「パ・ダ・ダ……」八雲の練習してるっぽい緋田。斑鳩を思い出す。ダンス講師も思い出す。斑鳩緋田だ! 「雑にならない……!」「でも小さくまとまらない……!」「ラストのとこ!」「ここくらいは自分出そうよー、ね?」二人とも優等生気質なんかな。「雑誌とシングルと写真集と」「あっ、スクラップブックも持ってくか……!」遠足の準備みたいでかわいいね。なみちゃんnote ※開けたらパンチ かわいすぎ?!?!?! こういうところで急に15歳を出さないでほしい。出してほしい。かわいいので。「アー、今日長かったぁ……!」カタカナになるのかわいい。「そうだった?」「だよ。だし、このあと延長レッスンとか…………うちらだけやたら目ぇ付けて、なんなんだよ」「……私は、準備不足だったかも」「そんなワケないって、美琴は完璧だったんだから……!」「なのになんか、難癖つけるみてェなこと」声が明るくてかわいいね。七草から緋田にメッセージ。敬語に悩むやつは☆2のコミュにもあったはず。「自分出すとか出さないとかごちゃごちゃ言って」「そんなもん出したら偉いって誰が決めたんだよ」「結局、そう見たいヤツがそう見るんだし」浅倉みたいなこと言ってる。浅倉と衝突してみてほしい。「ていうか、センセみたいにやれば自分出した、ってことになんだろ……!」拗ね方が学生っぽい。「なんで私らだけ目の敵みたいに」空き缶かなんか蹴っ飛ばす。緋田くすくす笑う。「ものすごく機嫌が悪い」事実をぽろっと言う感じ。かわいいね。鼻歌七草。「だって」「できてないことがあるから、指摘されるんだと思う」「私とルカがとくに注意されるなら」「私とルカに何か理由がある」よく聞くと声色が今よりぼそぼそしている。「美琴がそう言うなら……」納得はしてなさそう。「あーあ、うちらだけ補習レッスンか……!」延長から言い方が変わってるのが斑鳩が非を認めた感じでかわいい。七草現場入り。挨拶が元気でかわいいね。「──美琴……っ!」「美琴、美琴……!!」「ねぇ、聞いた?」「私、さっき呼ばれて──」ソロデビュー決まったとかか? 「うん、聞いた」嬉しそうな声色。「私らで……デビューだ……!」そういやユニットだったわ。記憶違いじゃなくてよかった。七草入る。「ルカ?」やった! やったな! 「……おはよう」「……あっ」「あの」「おはよう……ございます──」女女昔の女構図だ。勘違いして気まずい緋田。Pとベテランの飲みに視点が移る。八雲の話を聞く。「すみません……集中されてましたよね」「え……ううん」「ご、ごめんなさい……!」「あの、早く到着しちゃって……失礼します……!」相方なんだぜこれ。どうすんねん。「資料を見なくていいの?」「その、そう、なんですけど……」G.R.A.D.以来の斑鳩の幻影が見える。「か、顔洗ってしゃっきりしてきます……!」オノマトペかわいいね。「あの時はさ、シングル一枚作るのもとにかく大変で」「ディレクターの詰め方もハンパないしさ」「レコーディングも朝までとかザラで……1曲何日かかったか」今だと世間が許さないやつ。「ボクなんてド新人だったからアレだけど」「でも天井サンは……アハハッ、なかなかな無茶してたよね!」やっぱ天井が悪いんじゃねえか! 「『予算倍詰め!』とかって聞いたこともない額ふっかけてきたりしてさぁ」積めではなく? 若かりし頃や。レコード会社から持ちかけてはいたが倍は無茶だという話らしい。コケたら終わるらしい。理解は示すベテランD。歌とかダンスが時代にハマって跳ねた。PV、プロモ、タイアップ。当たるには当たったらしい。「プロデュース力」「って言うほかないよね」その負の側面が匂う話し方である。「最後のシングルは違ったんだよ」そうなの? そうなの?!?! なみちゃんnoteを見つける緋田。パンチです。『そうだよ』「やたら暗いでしょ?」「それまでのあの子のイメージと違ったし」「派手なダンスも演出もなくて」「……当時はややスベったのよ」「けっこう、あれは痛くて」「それで、そのままああなって」『失踪!? 八雲なみ、電撃引退の闇』「わりとあの子と天井さんは一蓮托生っていうかさ」「どっちかが失敗すれば、後はわかんなかったよね」「似た感じの子わんさか出てきたし、年だってとるし」『熱愛? 金銭トラブル? 健康上の理由? 独占取材 スランプの証言も』週刊誌は七草がスクラップしなかったやつ。ここの見せ方いいね。「天井サンの気持ちは推し量れないけど」「あの子が元気ならね……まあ、救いだよな」「娘ちゃんが活躍してるのは予想外だったけどねえ」「え?」Pも知らんかったのか。緋田は知ってたっぽいな。「斑鳩ルカ?」机を叩く音。ていうか八雲と斑鳩どっちかは芸名なんかな。七草がさっきから走っている。電話を無視する斑鳩。Pがむちゃくちゃ動揺している。「そっとしといてあげたいってことじゃない? そのへんはさ」「天井サン、裏で変な取材とかいかないようにしてたみたいだし」「一緒に組んでる弁護士がいて」七草家文脈だ!!!! 「調子に乗るな……!」やっぱり相方になれない七草。「ルカ……出て……」「もしもし……!」「置いてたの、少しだけでも食べれた……? 寒くな──」さっきの立てこもり事件か。「まぁ頑張ってよ」「君はさ、今の人なんだから」「……もちろんです」いいねこれ。浮かない顔でスタジオにいる七草。なんでもない感じの緋田。「ちょっと推しとくから」「出たいんでしょ? 歌える番組」いい話。「ねぇ、ルカ、切らずに聞いて」「レッスンとかは心配ないからゆっくり──」「────────出る……」スタジオで何か違和感を覚えたっぽい七草。「いいものを一番輝ける場所に出す」「ボクら、そういう仕事だから」「聞こえない」「わかんない、音」緋田が冒頭で良い感じだったのと対極。「ソロ来る」「やばい(略)」「おたくんとこのよさ全然ないデュオ!」そういう見え方なんだ?! おたくんとこのよさ、なのかおたくんとこの、よさ全然ないユニットなのかわからん。「音のない」「遠い遠い」「遠いとこで」「美琴さんが歌ってるのが見えた」ここめっちゃいい。「──」「私も出して。トリビュートギグ」盛り上がってまいりました。ただ斑鳩の実現したいものと食い違うような気はするというか、商業の土台に文脈が載ってしまう気はする。

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shhh。これもテンション上がる。と思ったら冒頭レストランで抑えるパートなんかな。ルカち笑う。「……アハハッ」「────出れない、かもしれない」「ステージに出た時、頭が真っ白になった……みたいで……」これ知ってルカち笑ってるのかな? ありそうだけど情報入ってくるもんだろうか。黙る緋田。屋上に引きこもる七草、ドアを叩くP。これ冒頭で引きこもってたルカちとも、屋上で叫んでた七草とも対比になっているような。「真っ白……?」「歌詞が浮かんでこなくて」「音程が合っているかわからなくなって……」「そんな風に言ってる。それから…………」「……………………美琴と立つステージに大穴を開けた」物理的にかと思った。ちゃちいステージなら空くし。穴。「彼女のソロパートを代わりに歌っただけ」こんな時も彼女呼び。そしてソロを代わりに歌うのもステージを十全なモノにするためだから特別なことではないんですよね。「美琴にはそう見えてる────そう思ってくれてるよな……」珍しく弱り果てている。「視聴者にも、そういう演出だって受け取られてる」「ステージに穴なんて開いてない、美琴の機転のおかげだよ」「でも、にちかの中ではそうじゃない」「ちゃんと歌えて実力を示せる大事なステージで……」「許されないミスをした」七草は低く評価してたけど、Pは当然そんなことはない。まあ七草もちょっとは懲りたんちゃう?と思える仕組みになってる辺りプロって話書くのうめ~って思う。「──la la la………………ah」七草のこういうしんどそうなの初めて聞いたかもしれん。今まで疲労で磨り減ることはあっても出力できないことはあんまなかったはずだし。かわいいね。そして緋田と同じような境遇? になっている。そういや緋田の声出ない問題って帰省で解決したんだっけ……? 「たまたまそうだった」「ということはない?」「……緊張していたとか、体調が悪かったとか」冷静。緋田の冷静さって非情から来るものだと思ってたけど、こういう時は普通に助かるな。どんな状況でも検討すべき事柄というのは予想より多い。「そういうこともあるかもしれない。けど」「しばらく前からちょっと気になることはあって」ここ回想挟まってるけどなんだろ。様子おかしい描写あったっけ? 「このまま大事なトリビュートギグに出て」「万が一にも今回みたいなことになったら」「美琴にも八雲なみさんにも顔向けできない」「そういう気持ちが強いんだと思う」七草のしんどい歌ふたたび。ルカち笑う。「……どうして?」「……ステージとか、八雲さんに申し訳ないというのならわかるけれど」「──(罫線略)プロデューサーさん」やっと弱いところを俺に見せてくれたね……!!!𝕂𝕚𝕤𝕤、という気持ちにめっちゃなった。いつもの悪態は甘えだけど、こういう直接的な弱みはなかなか見えなくないか? 悪態すら出てこなかったらいよいよだぜ。「アイドルだからだよ」「美琴も、にちかの」しっくりくるんだけど今まで言われてなかったこと。緋田も当然ピンときてなかった。「……アイドル」緋田も考え込む。「(罫線)私(3点リーダ)」「歌えない……」本当に初めての弱さだ。止まろうとはしてなかったからな今まで。ルカちやっぱりこれを知ってた。ジャーマネが教えたんかな? 「体調を崩されてるみたい」「知らねェけど、舐めてンじゃん……!」「アハハッ……!」「……うん、それで──」Pがギグスタッフに詰め寄る。「あちらの事務所さんが、すごく乗り気だったから」「我々も、実現できるならいいステージになると思ってます」「────美琴と……!?」「美琴と……私が……?」ああそう来るの?!?! 流石に予想してなかったな。ていうかそれでいいのか?! 不貞では?! と思ったけど全然不貞でもなんでもない。事務所を跨いでのコラボって素晴らしいしな。七草がいないにしろ緋田が去っていったことへの確執はどうすんだと思うが……。あ、ていうか七草の穴を普通に斑鳩で埋めようとしてんの?! Pが!? なん……ん? 「美琴は……!」「美琴は、なんて言ってんだよ……!」ひらがなだしトーンも落ち着いている感じ。演技がいい。「美琴は──」「(罫線略)私は問題ない」「うそだ……」「うそだ……美琴が──」よっぽど神か何かを目にした人間っぽい。「美琴が戻ってくる──────!」ここで桜の背景とかちらっと出てくるのめちゃくちゃいいー。最高。春って緋田の季節だったりするといいな斑鳩の中で。「ごはん、冷凍足りたっけ……」「……いっか」七草(姉)。ここすき。ここだけ一生ください。沈黙。「無理ですよ無理に……」「無理に決まってるじゃないですか……!」「また歌えなくなるかもなやつがなんで舞台に立つんです?」「なんで……美琴さんの隣に────」「絶対に無理な状況で『きっとやれる』みたいな無責任な押しつけするのガチでドラマの見過ぎなんだよな……!」敬語抜けてるし句点ないのが必死さ出ててめちゃくちゃいい。そしてそうやってすぐドラマだのなんだのになぞらえて逃げるのは良くない癖だよ七草くん(ねっちり)。おまえはおまえの現実を生きとんのやぞ。「ほんとに開けられない穴開けて誰が責任取るんです……?」「ピンチに奇跡が起こるみたいなこと誰が保証するんです……」「それとも『いつ調整できる』みたいな話ですかね……」「知りませんよ調整できるんですか私の努力不足です……?!?!」ドラマうんたらつってつついたら普通にこれが出てきそう。そしていつ調整できる、は緋田が言うぞたぶん。普通に斑鳩と緋田がレッスンしてるが?!?!?!「オーサム、ブランク感じなーい」awesomeって言うタイプの人や。「ブランクなんてねェから」「でしょ、美琴……!」ベタ惚れでかわいいね。ファンが見たらがっかり……するのかな? 「……いつでも、どこにでも出られるように準備してる」おまえだけのためちゃうねんと。いや緋田そこまで考えてなさそうだけど。「あははっ!」ルカちニッコニコでワロタ。じゃあなんでユニット解消したんですかね。逆説的に緋田が怖すぎる。ジャーマネとプロデューサーが挨拶する。「にちかの言うとおりだよ」「ステージを止めてしまうかもしれない懸念を抱えたまま送り出すことはできない」「ステージのためだけじゃない」じゃあなんの、と思ったら「そこに立つにちかのためにも」これG.R.A.D.とも繋がってるよなあ。どっちが先か忘れたけど。「ねぇ……!」「最初は……美琴に歌ってほしい……!」「私、後ろでばっちりキメるよ」「……うん」緋田の声が小さすぎるが? これもしかして自分が憧憬の対象に変わっていることに失望したから離れたんだったりします? それだと七草も変わらんのだけど。ただ七草が自分自身のためにステージに立てるなら変わるのかもしれん。どうなんだ。「その上で、いちおう報告だ」斑鳩のことよな。「っ」「なん……なんなんです……」斑鳩のことでした。依頼が来ていたと。クリックの音。斑鳩が発声練習する。んのやつ。七草沈黙。家の床とか見てんのかな。「断るよ」「……い、斑鳩……さん……て…………」「それじゃ……!」「それじゃ再結成じゃ……ないですか………………」それはそう。「…………一時的には、そういうふうにも言える」「だから、断るよ」「美琴はSHHisなんだ」カタカナ表記ダサいて。「……………………やだ」「……………………と、当然……」「当然ですよ……当然ですよ当たり前ですよ……!」でも練習してはりますがな。「こんなふうに伝えずに、断ろうとも思ったんだ」「でも」「にちかもSHHisだ」「だから」「大事なことは一緒に知ってもらいたくて」「……………………やだ……………………」これ本当に嫌そうでいい。「美琴には、これから話すよ」「……………………じゃ……………………」「もし…………………………」家事かなんかを投げ出して駆け出す七草妹。火は危ないで。「いえ……………………」「……………………なんでも……ないです」「そうしてください……」発声練習する緋田を見る斑鳩。んの音。これ斑鳩の心象=幼少期かな。「……………………ママより上手い……」事務所に走ってきた七草妹。私服かわいいね。「プロデューサーさん…………………………………………!」声が低い。「美琴さんに……聞いてください……あれ……っ」「斑鳩ルカとやりたいか聞いてください…………………………………………っ」ダンスレッスンしとるがな。「やりたかったら……っ……やって」「やって……もらってください……」「大丈夫だ、この件は」「SHHis……なんかじゃないですよ私……!」クリニックとかスタジオが脳裏をよぎる。「選んでもらえるまで」「ほんとにこっち見てもらえるまで……!」わんつーすりーふぉーといちにさんし。あれ七草と組むときもわんつーじゃなかったっけ? 緋田は七草を思い浮かべるがもちろん言わない。「合わせやすいカウントでかまわない」「ううん……!」「それでいく……!」斑鳩もスッと従ってかわいい。「今日やれたか」「次もやれるか」「それだけ」シンプルに緋田を表せてていいなここ。誰が横にいるかは関係ないんですよね結局。「SHHisとしてはどうだ?」「私はアイドルなの?」七草にとっての。「そう言っていたでしょ」「私がアイドルだって」「私は、ステージの上にいたい」「そこ以外に、いる場所もいたい場所もない」「それは……アイドルということ?」「それは……SHHisということ?」「ここ……少しわからないの」「八雲なみは何パターンか変えているみたいだけど」「……あっ」斑鳩が何かを思い出す。「どうなんだろ」「……好きにやっていいところじゃねェ?」ヤンキーの方の斑鳩が出ている。そしてこれは緋田が欲しい答えではない。緋田にとっては八雲をやることが目的なので。「彼女が見ているものが……どういうものか……わからないけど」「私を見ているのなら、私はステージの上にいる」「私がSHHisなら、SHHisはそこにある」緋田も緋田なりに何かを見つけかけてはいるのか! まだ曖昧だろうけど。「たぶん、振りが決まってるわけじゃないよ」「立ち位置戻した後にちょっと拍が余るし」「ほら」映像見せる。緋田は七草を思い出す。「……そうなのかな」「そうだって」「……だし、そのこぶしのはあんまり好きじゃない……」好みが真逆になる関係すこ。「私、美琴のアドリブが見たい……!」「ここ、別々にアドリブやろうよ……!」「……うん」七草が緋田を思い浮かべる。「でも、もし」「もし、そうでないなら」これはSHHisがそこにあるかないかってことか。

6

recorded。3話との対比っぽい。書類かなんか落とすP。七草姉うなる。結局共演はどうなったんだ。「ひどい顔~」これ今までになく大人びた声でびびる。「体……壊れてません~?」こんな言い方することある? 「俺なんかにちかに比べれば、です~?」見透かされまくりでかわいい。緋田もうなる。なみちゃんnote。『美琴さんはご覧ください!! 七草』かわいすぎ? ずるすぎ。でも緋田にパンチしてほしかったよ。『あのアドリブのところの映像資料、わかるだけ集めてみました!こちらリンクです!』URL手書きしてんのかな。ていうかnote見られること前提だったんか? 『ディスクになってたりするものはお渡しした資料の封筒①に入れました!』けなげ。ていうかめちゃくちゃ見られる前提っぽいな? 『出てる番組これだけじゃないとは思うんですが』『わかるかぎりだと、一番最初にやってるのは』『ディスク⑤のテレビの歌番組の時みたいです!(もともとVHSだったので画質すみません!)』かわいいね。20年前ってVHSか? ギリDVDな気するけどな。突っ込まんでおくか。「……申し訳ないです」「自分が……無力で」「苦しくて……たまらないと思います」「……俺なんかが想像することも許してもらえないくらい」「彼女を脅かすものを、全部排除したい」「彼女の望む場所に連れていってあげたい」う、うるせ~……いいこと? 言ってるのはわかるけど別にPの心情を詳しく知りたいわけじゃないんだよな。「安心して、自分のことに打ち込んでもらいたい」「でも……」「……危険に見えるものを避けても、また同じものにぶつかって」「追いかけられる気がする」はよ結論を言えて。斑鳩笑う。「ぶつかりますよ~、必ず」「とっくにご存じじゃないですか、プロデューサーさん……」「いい仕事でもそうでない仕事でも」「何を持ってきてくれても同じ」「あの子が、自分でそこに……何かを見つけないと」これ、あの公録をどう捉えてるかに繋がってるのう。造りがうまい。レッスンする斑鳩。見てるジャーマネ。七草の映像がギグのスタッフにウケている。「歌番組全盛だったんだけど、この番組はとくにーーねぇ? 出ると格が上がるっていうか」「みんな出たかったし、出したかったの」「全国ネットだったからここで知名度ガツンって上がって」思い出話に花が咲きそうな感じ。「……それに、危なそうなものを避けてあげたいって思っても」「避けられないものだって、あるじゃないですか」やっぱりHeat Death Infinity Splitterじゃないか? 「……ええ」レッスンする斑鳩。うれしそう。ジャーマネも見てます。「うちは、早くから包丁を持ったり火を使ったりしないと、どうにもならなくて……」七草家情報助かる。「……せめて、中学生になるまではあの子を台所に立たせないって決めてたんですけど……その後はどうしても」「だから、たぶん……よくわかります」「プロデューサーさんの思われてること」あ、だから台所がさっき意味深に出てきたんかな。スッと言えとは思うが。マーガリンは切れてたらしい。「でも……包丁を持ったり火を使ったりすれば」「温かいごはんを作ることもできる」「せめて、そこに手を添えていてあげられたら」こーれなんですよね。寄り添うって慈愛です。「先に出ちゃうから~」「マーガリンないからね~」「スープは温めなおして~」かわい~~~ね。こういうの山盛りでください。「振り付けを調整しているんです」「それで……少しお話を伺いたくて」芸能事務所の社員に話を聞く緋田。トレーナーとかじゃないんだ? 「基本的にはそもそもの振りを生かすことを考えてます」「ただ、パターンを変えている部分があって」「次です、この後」社員はダンスのことわかんないらしい。そりゃそう。最初はかなりかっちり→コテコテのアイドル→そこから? 「ちょっとラフな感じ」「わりと自分みたいなものが出てるっていうか」斑鳩と緋田の過去に繋がってくる。自分を出す。七草姉帰宅。「ちゃんと食べてるじゃない~」かわいすぎ~~~空腹には勝てない。業界関係者にも話を聞く緋田。アドリブだねって話をしている。「危険を避けてあげたいというのは、どこかで限界があって」「でも、手を添えて……大事に見ていることはできる」「だったら」今更だけどPってそういう向かい方だったか? なんか違う気もする。「絶対に俺も手を離さないです」「プロデューサーさん……」「────私……歌えない……」「にちかにとって苦しい時間が……まだ続くと思います」「でも、どうか」「どうか、俺にも見守らせてください」「……」「ちょっと指切るくらいで、人生終わらないのに」姉→妹ってこんな感じなんだ?! 勝手にもっと苛烈なのを想像してたけどそもそも姉がそういう気質じゃなさそうだもんな。いい言葉だ。「いいな~……にちか」これ想像が膨らむ。暑苦しいとはいえこんなに心配してくれる男いたらいいな~みたいな……というか? そんな俗っぽくないと思うけど。「そろそろ、ごはん当番替わってね~」いくら落ち込んでそうでもやることはやってもらう。「こんな感じで手をギューってね、してた気がする」「舞台袖とか、録音ブース入る前とか」七草っぽい。だからぎゅってする振りが好きなんかな。斑鳩はそうじゃないけど。「なんかこう、やるぞっ、みたいな」「……やるぞ」人間のマネする緋田。「不安でたまらなかったんだろうね」「線の細い子だから」上がろうとする斑鳩。緋田の練習を覗きにいくらしい。「私、大丈夫だから」「ね?」ジャーマネは何か言いたげ。「……ルカ」「帰って帰って」「ほら、帰れーッ」「あははっ」カタカナ出てるけどルカちは楽しそう。声色も柔らかい。七草妹はずっと何してるん? 緋田は評論家にも話を聞きに行く。何してるん? 「この番組ね、なみちゃんデビュー前にも出てるのですよ」ヒット大賞を取ったアーティストのバックダンサーらしい。ていうか養成所上がりなん? 「初めて聞きました」「バックで踊っていたなんて」「急に現れたみたいな売り出し方でしたからね」最初からそこそこ上手かったらしい。ビデオ見る。「こぶしを……握っている」七草がG.R.A.D.の靴履いてる!!!!! 「履けないじゃん」「むくんでる」またどっかいく。スタジオで発声する七草。「美琴さん」「練習してるのかな」「なみちゃん」「あの人と」斑鳩も向かってます。これ出くわすやつやん。なんでいんだよ!って言いそうだけどいるだろそりゃ。283プロのスタジオなんだから。「これは、振りじゃないの?」素ってこと? 緋田にとっては表現のひとつでプロトコルとして決まってるものが振りで、そうじゃない、ということを言いたい感じかなあ。『リハーサルできる?』3人でやるんか?「既読つかない」「ふふふっ、練習しだしたら出るワケないか」あー、まあ、はい! 『この後やれそう?』「ギグ……は…………私、出ないことになってて……」「出ないのは知ってる」「出なければ、リハーサルはできない?」「あなたにもらった資料を調べてるの」「いろいろと話を聞いたり、比べてみたりして……」「私なりにプランができたから」「だから、見てほしい」七草は緋田を見てきたけど、緋田が自分からそう頼んだのは初めてかもしれない。あのあのしか出てこない七草。レッスンに強い執着を見せている二人がレッスン場で決定的に出会うのめちゃくちゃいいな。カタルシスある。斑鳩はどうすんの?!?!

エンディング

そうだね~~~そうだね。これで斑鳩283プロ加入するの!?!? 「八雲なみを八雲なみさん以上に踊ることはそれほど難しくない」炎上しそう。「歌もそうだと思いました」全部言う。「ただ」「それは上手くカラオケを歌うというだけのこと」「カラオケを聴きたいわけではないという要望でした」そうだったね。「でも」「それじゃ、何を歌ったらいいのか」「何をパフォーマンスしたらいいのか」「こぶしを握り方でいこう」「は、はい……!」定番なのだと気持ちをなぞるってことで、それはこぶしを握る、に繋がる? 「私も、ぎゅってする方が好きで」「でも、あの……」「美琴さんが……どうして、これを選ばれたのか」「それは……」「あまり上手く説明できないの」「なんて言えばいいんだろう」「彼女が、彼女でいようとした振りだから」カラオケをやらないということ。「ここ、どうする?」「アドリブのとこ……」「私は、こういう感じでいきたいの」昔と違ってアドリブをやれる緋田。斑鳩もなんか驚く? 「もう……放っておいて…………!」これ誰? ジャーマネは何か言いたげ。「彼女は、SHHisです」←これマネージャーの台詞なってるけどあってる? 一人で会話してない? 「アイドルとしてステージに立つことの意味を」「やっと、知ろうとしてるみたい」一人でレッスンする七草。ステージの緋田を想う。「美琴」「そんな風に踊ってた?」あ、斑鳩は納得しないんだ。「うまく軌道に乗らなかったんです」「私たちの力不足で……それで」「ダンスより、ルカのキャラクターを立てる方針に変わって」「でも美琴は、決まったことにはこだわらないから」えーそういう感じなんだ。むしろ逆かと思ってた。緋田の技術が売りで他はおまけみたいな。「上手くいきそうに見えて」「でも、やっぱりズレていくもので」本当に小さく緋田を呼ぶ斑鳩。ハミング七草。「早くから研修生で幼い頃のきっかけだけで入ってくるので」「ある意味で、猛練習してこの業界にいることが普通のことみたいになっていて」「どうしてステージに立ちたいのかとか」「どうしてアイドルになりたいのかとか」「そんな風に立ち止まることがあまりないんですよね」「でも」今回つかんだか? 「でも今日のお客さんは……パフォーマンスじゃなくて、アイドルを観にきてる」そこ別なんだ? 「八雲なみに何が求められたかをたぶん美琴は感じてるんじゃないでしょうか」パフォーマンス・技術偏重じゃない、アイドル、手をぎゅっとする、みたいな。斑鳩はずっと緋田を呼んでいる。七草と緋田のレッスンも普通に見ていたらしい。「美琴はもう」「──────そうなの?」←こ~~~れ! これ~~~~!!!! これこれこれこれ!!!! 3回聞いた。「燃えてくみたいで」「ルカ……」何が……何? 斑鳩は何がどうなって283プロ入るのこれ。ジャーマネとなんで離別すんの。なーんでなん? 七草家の追憶。レッスン室から帰る七草。かわいい~。「シャツ、出てるよ~?」姉すぎる。「ビールケースだ」「8時からにちかちゃんのライブで~す!」「みんなステージに集まってね~!」「なみちゃんを歌うよ~!」かわいすぎ!?!?!? くぅ~~~これなんでボイスついてないん。上る七草。「ちっちゃい」発声。社長出てくる。ジャーマネが斑鳩に寄る。ぎゅってする。ジャーマネいわく美琴は大丈夫だそうで。斑鳩が空白とピリオドだけを投稿する。や、やりそ~~~(言い方)。SNSの書き込みが迫真すぎる。幼女ルカちかわいいよ。ぎゅっとすれば……大丈夫! これは確かに好きになれませんわ。一人で歌う七草。「最後のシングルだけは、自由に作らせてあげたかった……そんなふうに理解しています」そうなの? 「タイトルなんかも最後に変えられたんだよなあ」もしかして八雲と天井の確執は思ったより深くない? 七草弁護士が印税の通知やらなんやらのついでに様子を見に行ってたらしい。天井は一回だけ。それは、そう。「どこいってんだよマネージャー…………」ほんとにどこ行ってんの?! 「失礼があったことと思います……あの子は、そうしないと」「自分を……支えられなくて」ちょっと話が見えない。Pがご相談。にちかはアイドルだなあ! 七草父、いや弁護士。「アイドル」「いつ……そうじゃなくなったんだろ」逆に最初がアイドルだったんだ七草は。「いつから……アイドルじゃなくなったんだろ」「練習?」イベント絵回収。「ステージは」「終わったから」「戻ってきたの」「終わったから、次の練習を始めないと」「あの、じゃあ」「乗せてくれる?」「私も、そこに」いいね! バイヴスで描いてる感すごいけど。転ぶ。緋田笑う。「なみちゃん」「そうだね」「私、またアイドルになれるかな(そうだよ)」ほ~~~~~え~~~~~そうなんねや。ここ割とバイヴスで通してない? 珍し。んでもなんかわからんけどいいと思う。斑鳩加入はPが言い出したんかいな? 斑鳩はまた引きこもっている。『連絡して。そろそろ今後の話もしたい。会社のこととか。』「辞められないよ……このまま─────」「終わってないものが……あるように思うんです」斑鳩に八雲の続きをやらせるってこと? なんか悪趣味じゃないか? 普通に。何考えてんだ。ぎゅってすれば大丈夫。てか斑鳩は何に食らってこうなってん? 緋田?

総評

面白かったし緋田七草周りはよかったけど斑鳩は……何? そしてPがよう喋るね。正直あーたの思想にはさほど興味がないんだけど……。明日からはジエピを読もう。たぶんこんな風に感想は書かない。