本文
- ストイックだね、と言われることがたまにある。約半年で10kgくらい痩せたり、楽器を毎日練習して録音をバンドメンバーに送りつけたり、仕事の本を何冊か読んだり。自分としてはそんなつもりはなく、むしろ怠け癖が強くて自分に甘くて他人に厳しいダメなやつだと評価している。今もそう。
- 最近になって少しずつ、自分をゆるそうと思い始めた。ダイエットは終わった。体重は10kg以上落ち、運動も十分にしていたため体型は引き締まっている。楽器は飛び抜けてうまくはない……つもりだけど、少なくとも身内からは褒められる。別に飯を食っていこうとか、世間に広く認められようとは思っていない。身内で練習して、披露して、楽しい。それより先は必要ない。努力は楽しい。継続は心地よい。しかしその過程で、しんどいな、と思うことが増えてきた。
- 「今日は運動が少ししかできなかった(なおあすけんの目標カロリーは当然達成している)」「食事が規定の量に抑えられなかった(なお体重は大学を卒業して以来の最低値に近い)」と自分を苛んでいる。誰に見られるわけでもなく、誰に責められるわけでもなく、自分が自分を責めている。
- 特定の誰かに嫉妬したり、劣等感を覚えているつもりはない。最近はSNSをほとんど見ていないし、会社でも他人との交流が希薄でうらやましいと思う余地がない。良い刺激として嫉妬や劣等感を覚える相手がいないのは、問題でもあるけど。
- 反対に、同人活動についてはかなりヌルくなっている。去年の冬コミくらいは頑張っていたが、Twitter(鋼の意志)が凍結されて気分が萎え、そこから準備していた合同誌が割と悲惨な売り上げ(活動を始めて一番少ないかも)を叩き出したのもある。やろうという意志が全く湧いてこない。夏コミの締切まで3週間ほどで、ほとんど手をつけていないというかなり危機的状況にあるにもかかわらず。
- 今までずっと、イベントに参加する時は新作を書き下ろしていた。既刊のみで参加することは一度も無かった。だから今度の夏コミが、新作を出さずに迎える初めてのイベントになるかもしれない。そうなった自分をゆるせないだろうなと思う。コピー本でもいいから意地でも書くべきだし、可能な限りちゃんとした本(印刷所に頼むやつ)を出した方がいい、と思う。
- だけど、本当にそうだろうか? ダイエットでも軽音でも同人でも、誰も俺を裁きもゆるしもしない。今から多少体重が増えたところで見た目はさほど変わらないだろうし(そもそも、たぶんそんなに増えない。一度増やそうとしてなかなか増えなかったくらいだし)、別に新刊がなければないでいいし、無理してひねり出すモノでもない。
- ダイエットも軽音も同人も、頑張ることを否定したいわけじゃない。頑張った方がいい。でも、ちょっとぐらい頑張らなくても悪いわけじゃない。だけど、全部台無しにしてしまわなくてもいい。極端から極端に振り切らず、善と悪の二値だけで分けず、いいと思うことを無理なく続けながら、少しずつ自分をゆるそう、と最近は考えている。
あとがき
- 見直すと同人活動の項がかなりノイズというか論旨と逆をいってる気がするけど、一筆書きなのでよしとしよう。
- 最近はゆる言語学ラジオ・ゆるコンピュータ科学ラジオ・積読チャンネルばっかり見ていて生活が堀元すぎる。同い年だし。主要登場人物の水野・飯田両名も年が近く、すげ~人たちだな~と嫉妬や劣等感を覚える(のもおこがましいと思う)。俺も仕事でいろいろかましたいね。そう思って最近はいろいろやろうとしている。
- それはさておき何かアウトプットしたいな~と思って、テーマを決めて書いてみた。ここまででおおよそ20数分。久々に私物のキーボードを使い、音楽も聴かずに集中して書いている。25分は割と長い。これ夏コミも間に合うんじゃないかな(慢心)。
- ヌルくなっていた同人活動について友達と喋っていたら、「あぐらかいてる」って言われたのが結構嬉しかった。そういうこと言ってくれる人って大事ですからね。
- ダイエットも軽音も同人も頑張ったら結果で返ってくるのがとてもいい。頑張った割にうまくいってないこととして婚活があるけど、一体何をどうしたらいいんだ。何もわからん。